軟骨腫とは
軟骨腫とは、軟骨から発生する良性(非癌性)の骨腫瘍の一種です。 軟骨は、成人に存在する特殊でグリグリした結合組織で、ほとんどの骨がそこから発生する組織です。 軟骨は成長過程において重要な役割を果たしています。
軟骨腫の多くは、骨の内側を覆う軟骨に発生します。
内軟骨腫は、骨の内側を覆う軟骨に発生することが多く、この良性腫瘍が最も多く発生する骨は、手足の小型の長骨です。
軟骨腫は、手の腫瘍の中で最も一般的なタイプです。
軟骨腫は手の腫瘍の中でも最も多いタイプで、年齢に関係なく発症しますが、10歳から20歳の間に最も多く見られます。
軟骨腫に関連する疾患
軟骨腫は1つの腫瘍として発生することもあれば、複数の腫瘍として発生することもあります。 複数の病変を伴う疾患としては、以下のようなものがあります。
- オリエ病(軟骨腫症)・・・体内の複数の部位に腫瘍が発生する場合
- マフッチ症候群・・・複数の腫瘍と血管腫(血管でできた良性の腫瘍)が混在する場合