針を使わない
皮内用液体ジェット噴射機
皮内注射には、すでに発売されている皮内用マイクロインジェクション装置(VAX-IDなど)のほかに、皮内用液体ジェット噴射機などの新しい皮内注射装置が開発されています。
皮内用ジェット噴射装置は、注射針を使用しません。
皮内用ジェット注射器は、注射針を使わず、注射液(またはワクチン)の高圧・高速の流れを利用して皮膚に浸透させます(6)。 皮内用ジェットインジェクターは、大量のワクチン接種プロジェクトや、糖尿病患者へのインスリン注射の代替品として使用されています。
これらの皮内針アレイのほとんどは、現在、研究用にしか利用できません。
バリスティック皮内注射器
バリスティック皮内注射器は、皮内ジェット注射器とは異なり、液体を送り出して皮膚に浸透させるのではなく、固体の粒子を送り出すものです。 この皮内注射法には複数のバージョンが存在しますが、そのほとんどは研究用にしか利用できません。 例えば、遺伝子を移すための「遺伝子銃」や、金や砂糖の粒子を皮膚に浸透させる装置などがあります。 (1;6)
しかしながら、これらの皮内注射針アレイのほとんどは、現在のところ研究用にしか利用できません。
ワクチン接種に用いられる皮内注射
皮内注射によるワクチン接種は、他の種類のワクチン接種と比較して、ワクチンに対する免疫反応の向上、抗原量の減少の可能性(9)、不安や痛みの減少など、多くの利点があります(1-3;5;6)。 ワクチン接種における皮内注射の利点については、こちらをご覧ください
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