ベルヌーイ分布は、で示される2つの可能な結果を持つ離散分布です。n=0とで発生する。pとなります。 ここでとなります。 そのため、確率密度関数
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となります。
これは次のようにも書けます
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対応する分布関数は
となります。 これに対応する分布関数は
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ベルヌーイ分布はWolframLanguageではBernoulliDistributionとして実装されています。
一定の試行回数を一定の成功確率で行うことをベルヌーイ試行といいます。
コイン投げの頭と尻尾の分布はのベルヌーイ分布の例です。 ベルヌーイ分布は最も単純な離散的分布であり、より複雑な離散的分布の構成要素となります。 何らかの方法で縮小された独立したベルヌーイ試行のシーケンスに基づいて定義された多くの種類の変量の分布は、以下の表にまとめられています(Evans et al.2000, p.32)。
分布 | 定義 |
二項分布 | 回の試行における成功の数 |
幾何学的分布 | 最初の成功の前の失敗の数 | 定義 |
負の二項分布 | 番目の成功の前の失敗の数 成功 |
特性関数は
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そして、モーメントを発生させる関数は
となります。生成関数は
td |
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so
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(9)
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これは
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と中心モーメント
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平均、分散、歪度。となります。
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推定量を求めるには となります。 次のように与えられる推定量を仮定します
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だから、観測されたものが得られる確率は 回の試行で成功する確率は、次のようになります
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推定量の期待値は、したがって次のように与えられます
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ソ の不偏推定量となります。
平均偏差は次のように与えられます
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となります。