レンガや石でできた施設は、メンテナンスが比較的少なくて済むため、ビルオーナーにとって特に魅力的です。 実際、レンガのファサードは何百年も大規模な修繕を必要とせずに持ちこたえることができます。
石積みの目地が崩れると、テナントにとっては目障りになり、歩行者にとっては安全上のリスクとなります。
石積みの目地が崩れると、テナントにとっては目障りになり、歩行者にとっては安全上のリスクとなります。崩れた石積みを放置すると、レンガのファサードの裏に水が浸透し、建物の構造的な健全性が損なわれます。 レンガが緩み、大掛かりな修理が必要になることもあります。
目視検査は、施設のレンガのファサードが構造的に健全であることを確認するための最初のステップです。 次のステップは、検査でモルタルの崩れや劣化が見つかった場合の対処法を理解することです。
「レンガは修理しなくても100年以上持つことがありますが、モルタルの目地はそうはいきません。”
モルタル目地の寿命
レンガは補修しなくても100年以上持つと言われていますが、モルタル目地の場合はそうではありません。 建物のレンガとレンガの間は、通常モルタルやグラウトで埋められています。 このモルタルやグラウトは、時間の経過とともに、主に水の浸入や気象条件によって劣化していきます。 一般的に、モルタル・グラウトの寿命は20年から30年と言われていますが、正確な寿命は、モルタル・グラウトに使用されている材料や、地域の気象条件などによって異なります。
モルタルの目地の劣化というと、高度な訓練が必要だと思われるかもしれませんが、目視でもひび割れや崩れ、水濡れによる変色などが確認でき、タックポインティングを検討するきっかけになります。
タックポインティングの基本
タックポインティングはリポティングとも呼ばれます。
タックポインティングとは、リポイントとも呼ばれ、レンガ造りの壁のモルタルの目地を、専用の道具で削ったり、かき出したりして、古いモルタルの一定部分を除去して補修することです。 プロは、既存のモルタルやグラウト、レンガを分析し、どのような新素材が適合するかを把握しながら、見た目にも美しい仕上がりになるようにします。
経験を積んだタックポインターは、この作業中に発生するシリカの暴露をコントロールする方法も熟知しています。 シリカはレンガやモルタルなどの建材に含まれる鉱物で、米国労働安全衛生局(Occupational Safety and Health Administration)は、シリカへの曝露を管理するための厳しいガイドラインを設けています。
タックポインティングは手間のかかる作業ですが、高度なノウハウが必要です。経験豊富なタックポインターは、削ったりかき出したりするのに必要なモルタルの深さや、施設のレンガに適合するモルタルの材料を見極めます。 相性の悪い材料を使うと、レンガ自体にダメージを与えてしまう危険性があるので、経験の浅い業者に任せるのは考えものです。
「建物のファサードの緩んだレンガにはすぐに対処する必要があります。”
タックポインティングのタイミング
レンガのモルタルに小さな亀裂があっても見過ごしてしまうかもしれませんし、グラウトが少し崩れていても、小さいと思って後回しにしてしまうかもしれません。 しかし、タックポインティングを行うことは、あなたのやるべきことリストから長く外れることはありません。 なぜなら、一見小さな問題でも、適切に対処しなければ、被害とコストの両面ですぐに拡大してしまうからです。
建物のファサードにレンガの緩みを見つけたら、その問題は非常に重要であり、すぐに対処する必要があります。
その代わりに、ひび割れやモルタルの崩れが見られる場合は、Clean Polishに連絡して、タックポイントが意味のあるものかどうか、ファサードのどの部分を修理すべきかを評価してもらいます。 私たちはお客様の施設を費用をかけずに迅速に評価することができますが、お客様はモルタルの完全性を判断するためにスクラッチテストを使用することもできます。 そのためには、鍵の端を建物のモルタルに沿って走らせるだけです。 鍵でモルタルの目地に傷がついたら、それはモルタルが劣化している可能性があり、注意が必要です。