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Respiratory syncytial virus (RSV)感染は、1歳未満の乳児の気管支炎と肺炎の最も一般的な原因です。
気管支炎は肺の小さな空気の通り道の炎症で、肺炎は肺の組織自体の炎症です。
RSV感染症は、年齢に関係なく呼吸器系の病気を引き起こす可能性があり、高齢者や心臓、肺、免疫系に問題のある人では重症化する可能性があります。
感染症は生涯にわたって再発する可能性があります。
RSVの感染経路
RSVは、感染者が話したり、咳をしたり、くしゃみをしたりすることで、空気中に飛び散ります。 空気中の飛沫は、近くにいる人が吸い込んでしまうかもしれません。
ウイルスは体外で数時間生存し、石けんや水、消毒剤で簡単に死滅します。
RSV感染症の兆候と症状
最初の症状は通常、以下の通りです:
- 発熱
- 鼻水
- 咳
- 寒気。
耳の感染症がよく見られます。 特に乳児では肺炎や気管支炎がよく起こります。
RSV感染症の診断
診断は、呼吸器の分泌物からウイルスを直接検出または分離するか、血液検査によって行われます。
Incubation period
(感染してから症状が出るまでの期間)
平均的な潜伏期間は5日で、2~8日の幅があります。
Infectious period
(感染した人が他の人に感染する期間)
感染期間ははっきりしませんが、おそらく症状が出る前から回復するまでの期間です。
RSV感染症の治療
通常は、発熱に対するパラセタモールの投与と十分な水分摂取の維持以外には治療の必要はありません。 アスピリンは、医師が特に推奨しない限り、12歳以下の子どもには投与しないでください。
重症の子どもや高齢者は入院が必要な場合がありますが(RSVの子どもで入院が必要なのは3%以下)、治療は支持療法になります。 RSVはウイルスなので、抗生物質は効きません。
RSV感染症の予防
- RSVに感染した人は、回復するまで保育園、幼稚園、学校、職場から排除する
- 現在、利用可能なワクチンはありません。
- ウイルスは石けんと水で簡単に死滅するので、頻繁に手を洗うことが感染を防ぐ最も効果的な方法です。
- 呼吸器感染症にかかっている人とコップやグラス、食器を共有しないようにしましょう。
- 咳やくしゃみをティッシュや腕で隠しましょう。
お役立ちリンク
- 手の衛生
- 保育園・幼稚園・学校・職場の外出禁止期間