グラウンドビーフとグラウンドターキーは、どちらも栄養価の高い食材です。
しかし、状況によっては、どちらかが最適な選択肢となることもあります。
減量
全体的なカロリー摂取量を減らすことと、タンパク質の摂取量を増やすことは、減量のためによく使われる2つの戦術です。
高タンパク質食品の利点として考えられるのは、満腹感を高め、1日のカロリー摂取量を減らして減量を促進することです(11)。
牛肉と七面鳥はどちらもタンパク質が豊富ですが、無脂肪七面鳥は高脂肪の七面鳥と比較して、カロリーが最も低く、タンパク質が最も多く含まれています(6)。
また、どの種類のひき肉よりも同等以上のタンパク質が含まれています(1, 3, 5)。
心の健康
牛肉のような飽和脂肪を多く含む食品を食べると、心臓病の危険因子が増えるという研究結果があります(12)。
米国心臓協会は現在、飽和脂肪の摂取を1日の総カロリーの5〜6%に抑えることを推奨しており、これは2,000カロリーの食事で1日あたり約13グラムに相当します(13)。
心臓病を患っている人や、そのリスクが高い人は、牛挽肉よりも七面鳥挽肉の方が健康に良いかもしれません。
さらに、七面鳥や牛のひき肉は、赤身が93%、脂肪が7%のものなど、どちらかの肉の赤身の部分を選ぶようにしましょう。
しかし、最近の研究では、飽和脂肪酸の摂取は心臓病の危険因子を増加させる可能性があるものの、心臓病との強い関連性はないことが示唆されています(13, 14)。
いずれにしても、肉類の脂肪分の違いを認識することは重要です。
野菜や果物を豊富に摂ること、ナッツやオリーブオイルなど心臓に良い不飽和脂肪酸を選ぶこと、ナトリウムの摂取量を控えること、これらすべてが心臓の健康に役立ちます(15)。
牛挽肉と七面鳥はどちらも低ナトリウムですが、調理の際には塩分に注意してください。
In the kitchen
牛と七面鳥は栄養的には似ていますが、味の特徴が少し違います。
多くの人は、七面鳥よりも牛の味が強いと考えています。
一般的には、牛肉の方が七面鳥よりも味が濃いと思われていますが、タコスやキャセロールなど、具材や調味料の多い料理で牛肉の代わりに七面鳥を使っても、それほど気になりません。
とはいえ、料理人の中には牛の脂肪の味や香りを求める人もいます。
ビーフミートボールのように脂肪に味を頼る料理では、七面鳥で代用するよりも、ひき肉にこだわって脂肪率の高いものを選ぶ方が料理の観点からは良いでしょう。