Anti-Lag
アンチラグシステムは、ターボチャージャー付きエンジン専用のシステムです。 もし、ターボチャージャーがどのようにしてパワーを上げるのかわからない場合は、すぐに調べてみてください。 さて、すでにご存知の方は、ブーストが排気圧力に直結していることをご存知でしょう。 これが重要なファクターです。 スロットルをほとんど操作していない状態でブーストを上げ続けるためには、排気圧力を高める必要があります。 そのためには、排気の中で燃焼させるのが一番です。 これには2つの方法があります。 1つ目は、スロットルを開けたときの点火タイミングを調整して、排気バルブが開いているときに混合気に火花がつくようにすること。 これにより、爆発したガスが燃焼室から排出され、ターボを回転させるための圧力が発生します。 圧力を発生させるもうひとつの方法は、スロットルを開けたときに混合気を非常にリッチにすることです。 これにより、燃料がエキゾーストマニホールドに入ることができます。 そして、エキゾースト・マニホールドに少しの空気が注入され、エキゾースト・マニホールドで燃焼が起こり、ターボを回転させます。
Two Step
Two stepは全く違います。 ツーステップとは、簡単に言えば第2のレブリミッターです。 ある回転数以下で、あるいはスイッチが入ったときに、あるいはその両方が重なったときに、一定の回転数で点火や燃料をカットします。 これにより、エンジンはその設定された回転数に保たれ、車を発進させるのに理想的な回転数となります。 アフターマーケットのシステムでは、ほとんどがイグニッションカットを採用しています。 メーカーのローンチコントロールシステムでは、2段階に分かれています。 メーカーは燃料カットを採用する傾向にありますが、これはエンジンの回転数を設定したままで、ポンポンと音がしないからです。 また、ローンチコントロールが作動したときに、ECUがその回転数を保持するようにするメーカーもあります。
まとめ
アンチラグとは、スロットルを開けたときに、ターボのスプールを維持するためのシステムです。 そうすれば、スロットルを戻したときにラグが生じません。 アンチラグは、ターボエンジンにのみ使用されます。 2ステップは、最高のスタートを切るために設定された回転数を保持する二次的なレブリミッターです。 イグニッションカット、フューエルカット、またはECUのボタン操作で行います。 自然吸気エンジンでも、ブーストエンジンでも使用できます。
また、2ステップとアンチラグを同じエンジンに組み込むことも可能です。