Timothy C. Hain, MD – Page last modified: 2021年3月8日
この図は、BPPVのDix-Hallpikeテストを示しています。 このようにして、人は座った状態から仰向けになり、頭を片側に45度回転させ、後方に約20度伸ばします。 仰向けになってから、通常、約30秒間、眼球を観察します。 眼振が発生しなければ、座った状態に戻す。 平らなテーブルの上でDix-Hallpikeを行う場合、頭を伸ばすために、背中の下に平らな「ボート」クッションを置くとよいでしょう。 首に関節炎がある場合は、横向きになって行うこともできます。 |
Dix-Hallpikeテストの陽性は、眼振のバースト(目の跳躍)で構成されています。
Dix-Hallpikeテストで陽性となると、眼振が始まります。典型的な後頭葉型BPPVでは、目が上に飛び出し、目の上部が下に向かって飛び出すようにねじれます。
ここをクリックすると、BPPVの眼振の動画が見られます(13メガバイト)。 他のタイプのBPPVでは、眼振のパターンが異なります。
Dix-Hallpikeのやり方に関する資料は、このページの下にある「additional material」のセクションをご覧ください。
役に立つ装置
Dix-Hallpikeテストを行う上で、大いに役立つ装置がいくつかあります
Frenzel Goggles:
フレンツェル ゴーグルまたはビデオ フレンツェル ゴーグルは、Dix-Hallpike テストの感度を向上させます。 めまいの患者を専門に診ている医師の多くは、このゴーグルをオフィスに置いています。
Dix-Hallpikeテストの際に目を可視化するために使用するフレンゼル・ゴーグルです。 これは光学式のタイプです。 他のタイプはこちらで紹介しています。 |
フレンツェルゴーグルやビデオENGゴーグルについての詳しい資料はこちら
マットテーブルです。
マットテーブルはDix-Hallpikeの際に、より安全に(患者が地面に近い状態で)行うことができ、またEpleyやSemontのようなBPPVの治療操作をすぐに行うのに適しているため、非常に役立ちます。
Dix-Hallpikeテストを行う際には、マットテーブル(大きな青いもの)がとても便利です。 テーブルの下にはボートクッションが見えます。 |
Video-ENG
Dix-Hallpikeテスト中のBPPV眼振の記録を印刷することができると便利です。 これは、治療を行う臨床医が反応を数値化することを可能にします。また、優れた記録が必要とされる状況(医療訴訟など)においても非常に役立ちます。 私たちがシカゴの臨床現場で使用しているENGシステムを上に示します(コンピュータシステム)。 その他はこちらで紹介しています。
Dix-Hallpike Testの際の水平方向(上)と垂直方向(下)の眼球位置を示しています。 下のトレースは、特徴的なアップビート眼振を示しています。 捻転性眼振はENGでは記録できません。