この映画は、アメリカ現代史の中で最も激動の時代であるニクソン時代の言説に付け加えるものとして気に入りました。 だから、アメリカの政治や歴史が好きな人は、この映画を高く評価するでしょう。主役のアイルランド人リーアム・ニーソンだけでなく、サポート役の俳優たちの演技も良く、マーク・フェルトの苦悩する妻を演じるいつもゴージャスなダイアン・レインは、私にとても良くしてくれました。
確かに、マーク・フェルトを憎むアメリカ人、特に共和党員の中には、マーク・フェルトを「地球上を歩いた最も偉大なネズミであり、最も優れた密告者であり、最終的にはリチャード・ニクソンの過剰な管理下にあった大統領を崩壊させた人物」と見なして、永遠に憎み続ける人もいるでしょう。
他の人は、マーク・フェルトを、アメリカ国民に大統領の真実を知らせるために、ワシントン・ポストの匿名の情報提供者になるしかなかった勇敢な男として愛するでしょう。
他の人は、彼の行動を、現代ではエドガー・スノーデンがやったことと比較しましたが、スノーデンは匿名性を求めませんでしたが、フェルトはそうです。
このようなことをするには、よほど自分の目的に固執していないとできないのではないでしょうか。 フェルトもスノーデンも、自分が正しいと思うことに深くコミットしていたと思いますし、それに異議を唱える人はいないでしょう。
彼らは自分の主義主張に従ったのであって、それが正しいか間違っているかは別として、
それは誰もが自分で決めることができます。
私にとってこの映画は、アメリカの近代政治史を描いた良い映画でした。ジャーナリズム、倫理観、権力の行使、ワシントンでの権力の見識などに触れており、トランプ大統領を見ていると、何かマークが現れるのではないかと思ってしまいます。
ただ、少し退屈な場面もありましたが(ほんの少しですが)、それはノンストップの会話のせいです。
もう一度見るとは言いません。
もう一度見るとは言いませんが、一度で十分です。
暇な人、アメリカの政治が好きな人、他にすることがない人、運良く数ドル余計に使える人は、この映画を見るといいでしょう。