豚の胃の内臓であるトリッパは、噛み応えのある食感が特徴で、慣れるまでは大変ですが、スープやシチューに入れるとマイルドな味わいになります。 トリッパは、体の健康に必要なタンパク質やビタミンに加え、ミネラルの供給源でもあります。
基本的な栄養情報
トリッパはカロリーコントロールされた食事によく合います。 トリッパの煮込み1食あたり、ホルモンや酵素、新しい組織を作るのに必要なアミノ酸の原料となるタンパク質を10g摂取できます。 また、トリッパは1食あたり3.4gの総脂肪を含み、そのうち1.2gは飽和脂肪酸です。
必須ミネラル
トリッパを食事に取り入れると、セレンの摂取量を増やすことができます。 セレンが豊富な食事は、老化や病気に伴う細胞の損傷を防ぎ、甲状腺の機能をサポートします。 トリッパには、血栓の形成や免疫機能に重要なミネラルである亜鉛も含まれています。 亜鉛はセレンと同様、甲状腺の機能を促進します。
ビタミンB-12
トリッパはビタミンB-12(コバラミン)の重要な供給源でもあります。 ビタミンB-12は、他のビタミンB群とともに、毒性のあるアミノ酸であるホモシステインを体内で処理するのを助けます。 ホモシステインが血中に蓄積されると、心臓病の危険因子となるため、ビタミンB-12はホモシステイン濃度を下げる働きがあり、心臓血管に良い影響を与えると考えられます。 また、ビタミンB-12が豊富な食事は、体重減少、疲労、記憶喪失、気分の落ち込みなどを引き起こす悪性貧血にも効果があります。 調理済みトリッパ1皿(3オンス)には、0.61マイクログラムのビタミンB-12が含まれており、これは1日のビタミンB-12推奨摂取量の25%に相当します。 コレステロール
コレステロールの摂り過ぎを防ぐために、トリッパの摂取量を制限しましょう。 調理したトリッパ1皿(3オンス)には133ミリグラムのコレステロールが含まれています。これは、一般の人に設定されている1日の制限量300ミリグラムの半分にも満たず、心臓病や高コレステロールの人の1日の制限量の67%に相当します。 少量のコレステロールは、ビタミンDや性ホルモンの生成を助けるなど、健康をサポートしますが、体は自分でコレステロールを作ることができるので、食事からのコレステロールを必要としません。 コレステロールを多く含む食事は、血中コレステロール値の上昇を引き起こし、心血管疾患のリスクを高める可能性があります。